園での生活の様子や行事の様子などをおたよりします。
令和5年度のおたより
運動会に向けて
2023-09-25

自分の生活の主人公は「自分」
2023-08-29
自分の生活は、自分(たち)で創り上げていく。生活するために必要な事は、生活の中で自分で経験しないと身につきません。大人の都合で子どもたちの大事な経験の場を奪っていませんか?
「待てないから」「大人がやった方が手っ取り早いから」たまには、そんな時もあるかもしれません。子どもの気持ち的に「今日はやりたくない」そんな日もあると思います。子育てしていく上で何かを判断するとき、私たち大人は今目の前の「子どもの発達にとって最善の利益」となる言動を選びたいと願っています。
園に持ってくる荷物を自分でリュックに入れ、自分で背負う。自分で履物を履き、車に乗って、自分でリュックをおろす。車から降りる時は、自分でリュックを背負い、自分の足で歩いて園の門をくぐる。自分で履き物を脱ぎ、自分の下駄箱へ片付ける。自分でやるべき当たり前のことを毎日毎日繰り返し、子どもたちは「自信」と「自立心」を太らせ、生活の主人公になっていきます。
朝・夕の忙しい時間帯に、子どものペースに合わせて行動するには、時間と心にゆとりが必要ですね。その一工夫で子どもが変わります。
園児が自分の身の回りのことなど、できるだけ自分の力でやろうとする意欲を育てることは大切なことである。この場合、単に何かを「できる」、「できない」ということのみが問題ではなく、~中略~自分でやってみたいという意欲をもったり、やったらできたという充実感や満足感を味わったりすることが自立の第一歩である。
そのためには、それぞれの子どもの発達に即した適切な受容や励ましなどによって、園児が自分でやり遂げることの満足感を十分に味わうことが必要である。~後略
幼保連携型認定こども園教育・保育要領「人間関係③自分でできることは自分でする」より
とは言うものの、まだまだ成長途上の子どもたちです。3歩進んで2歩さがる、気長にお付き合いお願いいたします。
前略~依存と自立は対立するものではなく、園児は保護者や保育教諭等を心のよりどころにしながら、行きつ戻りつする過程の中で、次第に自立へと向かっていくのである。~後略
幼保連携型認定こども園教育・保育要領「人間関係③自分でできることは自分でする」より

”子育て三昧”満喫してますか
2023-07-24
長男が生れて1年余りは、子どもの一挙一動が面白くて、楽しくてたまらない日々でした。ところが、年子で長女が生まれ、転居が重なったりすると、そうばかりも言っておれなくなってきて、そんな自分が情けなくなりました。そんな時作った言葉が“子育て三昧”です。“子育て”を“子育て三昧”と言ってみると、何だかとっても気持ちが落ち着いてくるのです。心ゆくまで、四六時中それができるんだ、自分で選んだ三昧なのだと思ってみるだけで、その時間が大事に思えてきたのです。しかも、この三昧はいつでも、何十年でもというわけにはいかないと思うと、なおさらです。そしてその三昧の気持ちを支えてくれるのは、ほかでもない子どもたち自身でした。~中略~
夕食の用意に忙しい私の服をその次男坊がひっぱります。「ねえ、お母さん、本よんで」「あのね、お母さん、今、手がいっぱいなの」「手がいっぱいじゃあ、タコみたいじゃないか」「ちがうの、手が足りないってこと」「だって、手、二つともあるじゃないか」「そうじゃないの、時間がないの」「ぼく、さがしてきてあげる!」
ああ、子育て三昧、子育て三昧
子育て三昧 山田真理子(子どもと保育研究所「ぷろほ」所長 九州大谷短期大学名誉教授)
子どもたちは、毎日毎日今の“旬”を生きています。ハイハイできるようになった子は、あっちこっち探索に忙しく、よちよち歩けるようになった子は、視界が広がり、得意満面な顔で歩き回り、さらに好奇心を太らせていきます。移動手段から解放された“手”は、器用になるために「いや!」「自分で!」下手くそでも自分でやりたい!の時代に突入していきます。0歳児には0歳児の“旬”があり、3歳児には3歳児の、5歳児には5歳児の“旬”があります。
忙しい毎日、家事や仕事に追われ、子育てに悩んだり、時に腹を立てたり、癒されたり…この時期を楽しめるのは、ほんの数年しかありません。子どもの今をまるごと受け止め、戻ることのないこの愛おしい日々を存分に楽しみましょうね。
子育て世代の私たちにとっても、今この時が私たちの゛旬”なのです。ああ、子育て三昧。

不適切保育・虐待の未然防止に向けて
2023-06-29
「保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドライン」(令和5年5月こども家庭庁)による「虐待等と不適切な保育の考え方について」では、
保育所における虐待とは、~中略~
①身体的虐待:保育所等に通うこどもの身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
②性的虐待:保育所等に通うこどもにわいせつな行為をすること又は保育所等に通うこどもをしてわいせつな行為をさせること。
③ネグレクト:保育所等に通うこどもの心身の正常な発達を妨げるような著しい減食または長時間の放置、当該保育所等に通う他のこどもによる①②又は④までに掲げる行為の放置その他の保育所等の職員としての業務を著しく怠ること。
④心理的虐待:保育所等に通うこどもに対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応その他の保育所等に通うこどもに著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
上記の行為のほか保育所等に通うこどもの心身に有害な影響を与える行為である「その他当該児童の心身に有害な影響を与える行為」を含め、虐待等と定義される。
同ガイドラインによる不適切な保育の考え方として
虐待等と疑われる事案(いわゆる「不適切な保育」)
という概念で捉えられています。
大枠の考え方として子どもの人権擁護の観点から望ましくないと考えられるかかわりです。
昨年の報道後、双葉では職員会議で各地で取り上げられた不適切保育の内容を伝達・共有し、各クラスごとに『保育所・認定こども園等における 人権擁護のためのセルフチェックリスト~「子どもを尊重する保育」のために~』(全国保育士会発行)の確認と、各自に「よりよい保育のためのチェックリスト~人権擁護のために~」(横浜市子ども青少年局発行)を配布し、確認しています。
また㈱アイギスによる「不適切保育防止」に向けたオンライン研修を職員会議で受講しています。
ほかに、グループ討議を行い日常の保育活動での「ある場面」を想定し、「適切な対応」と「不適切な対応」について意見を出し合い、お互いの適切・不適切に対する感覚のすり合わせを試みました。これは定期的・継続的に取り組みたいと思います。
虐待等を含めた不適切な保育を未然に防止し、当たり前の適切な保育を実践・継続していくためには、風通しのいい組織作りが欠かせないと私は考えています。
毎日の保育活動を展開し振返っていく中で、良かったところ、まずかったところ、やっぱり日々色々あります。その時、率直に意見を言い合えて誰かの言葉を受け入れる事が出来るように、特に自分の言動はなかなか自分では気づきにくい所があるので、誰かが見て気づいてくれたことを素直に聞けるように、質の良い職員集団を目指したいと思います。
保護者の皆様もお気づきの点があれば、いつでも気軽にお尋ねください。それも私たちの成長につながります。

子どもの髪はできるだけ短く
2023-05-30

令和4年度のおたより
双葉こども園保育理念
2022-04-25
「保育は子どもの幸せのためにある」そのための最大の保育環境は「保育者自身」であることを基本とし、
一、子どもの可能性をどこまでも信じぬくこと
「子どもの力を決めつけてはいけない」
「あるがまま、まるごと受け入れよう」
一、常に子どもから学ぶ、謙虚な姿勢を持つこと
「子どもの発想を尊び、保育者自身を押し付けず、常に自らを磨く」
一、子ども自ら伸びる力と、意欲を引き出す保育を目指す
「子どもが自信を持ち、また、認められる喜びを持つ」
双葉こども園目的目標4観点を分かりやすく作り変えました。
前年度毎月1回職員交流会を重ね、全ての職員が少しずつ関わり作り上げてくれました。
四葉のクローバーで、行動、志、変化、気持ちを表しています。その土台は食べ物(給食)が支えています。
1階廊下に掲示していますので、ぜひご覧ください。

令和3年度のおたより
双葉で大事にしている事「水砂泥遊び」
2022-03-23
3月に入り、一気に春らしくなってきましたね。気温も高い日が多くなり、水砂泥遊びの本格シーズン到来です。
ようやく自分の力で移動できるようになった幼い子どもは、いったいどこに向かっていくのか?じっと観察したことのある人は、どの子も“水”を求めて動き、“水”を発見したときは、いのちがけの様相で突進していくのに気づかれることと思う。そのとき、もし大人がそれをとめると、子どもははげしく泣く。~中略~
小さいとき、この皮膚からの水刺激を(足裏からでもよい)たっぷり受けた子どもは自律神経がたくましく育つというのである。はだし保育の効能がいわれるようにもなってきた(ただそれだけの効能ではないが)~中略~
子どもは、雨の日も風の日も、それなりに楽しい遊びを戸外に発見する。子どもと一緒になって遊ぶ大人か、傍観してくれる大人に育てられる子どもはしあわせである。だが、眉をしかめ、禁止のことばを発し、それでもいうことをきかないと、とんでいってたたいたり、衣服の汚れをしかったり、病気になるとおどかしたりする大人に育てられた子どもは不幸である。
~後略
斎藤公子著 「ヒトが人間になる」子どもと水 より

双葉で大事にしている事「リズム遊び②」
2022-02-24
わたしは、就学前の0歳から6歳までの体育・スポーツは、単に身体を強健につくる、という目的のみでなく、脳の発達のため、つまり知的発達のために大変重要なものとして位置付けている。
それは、運動神経は感覚神経とともに脳中枢神経でつながり、両神経の発達が脳中枢の発達を促すからである。しかも、就学前の6年間は、その脳中枢のもっとも発達する時期であり、6歳頃までにほぼ大人の90%に達する、と言われているからである。
したがって、触覚、視覚などの感覚神経と、手や足などを動かす各運動神経を発達させることが、就学を可能にする知的な脳の発達を促す土台になるのである。特に脳の運動野は、生後2年くらいで樹状突起の伸びはほぼ完成、といわれているので、われわれはもっとも乳児期を重視し、ハイハイ運動などを十分にさせるよう、部屋の造作、広さ、床の材質、また衣類の作り、材質まで、運動しやすいように心くばりをするのである。
後略~
斎藤公子著 「斎藤公子のリズムあそび」体育・スポーツの位置づけ より

双葉で大事にしている事「リズム遊び」
2022-01-24
リズム遊びは、子ども達が獲得した、または獲得しつつある身体能力を楽しく使って遊べる活動であると同時に、大人にとっては、一人ひとりの子どもの身体的発達を確認し、それを個別支援につなげていける、目安にもなっています。
リズム遊びをすることで「運動量の保障」や、「体幹」を鍛えたり、「柔軟性」や「バランス感覚」も育てられます。
双葉が目指す“子どもの全面発達”には欠かせない活動になっています。

クリスマスプレゼントには絵本を。
2021-12-23
親であれば誰でも、「我が子に読書好きになってほしい」と願うもの。読書好きに育てるために「早く文字を覚えさせて、一人で本を読めるようにしなくちゃ」と思っている保護者の方は、けっして少なくないと思います。しかし、文字が読めるから読書好きになるわけではありません。
本を楽しむには、文字で描かれている世界を理解し、頭の中に描き出せることが大切です。つまり読書の楽しみとは想像力が生み出す楽しみなのです。しかし、早く文字を覚えた子どもが自分で本を開いても、読むことに必死で内容をイメージできません。それを続けると読むこと自体がいやになってしまいます。
「月刊絵本と保育」Vol.11
「文字を覚えたら読書好きになる」わけではありません

親子みそ作り講座開催!
2021-12-01
兄と妹がいるので、親子3人で何かをするということが少ないので、とても楽しそうにしていました。
お店で何でも買える時代に、1から何かを作るという体験をしたことはとても良い事だと思います。
アンケートより
みそ作りは、すぐには出来上がらないところが、他の調理と違います。
熱をかけたりして早く発酵させることもできます。だけどそうやってつくった味噌は、ビニールハウスの作物と同じ。自然のおいしさにはかなわないです。
熟成っていうのは、微生物が生き続けた証です。長い時間をかけて発酵した味噌には、様々な試練を乗り越えたものの強さがある。だからこそ、おいしいんだよなあ。
最近は“簡単に痩せる”とか“簡単に儲かる”などという甘い言葉に群がって、すぐに結果を求める人が増えてますよね?時間のロスやリスクを少なくする事ばかりが美徳とされる世の中ですけど…簡単に完成品が手に入る現代だからこそ、“待つことの大切さ”を味噌作りを通じて伝えていきたいんです。
玄米先生のお弁当箱より

令和2年度のおたより
保育活動を保育指針で語る研究発表[第6弾ちゅうりっぷ組]
2020-10-27

保育活動を保育指針で語る研究発表[第5弾さくら組]
2020-10-26

ドキュメンタリー映画「弁当の日」完成!
2020-10-23

保育活動を保育指針で語る研究発表[第4弾すみれ組]
2020-10-01
保育活動を保育指針で語る保育研究発表第4弾、すみれ組(2歳児)です。
「砂遊び」から読み取りました。
普段から頻繁に実践している遊びも、クラスで研究してみると、5領域の様々な内容が重層的に絡まりながら、子どもの発達を促していることが良く分かります。
ぜひご参照ください。

保育活動を保育指針で語る研究発表[第3弾ゆり組]
2020-09-30
保育活動を保育指針で語る保育研究発表第3弾、ゆり組(3歳児)です。
「かけっこ」という、非常にシンプルな遊びの中にも、5領域がちゃんとあり、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿が見え隠れしています。
研究してみて、初めての気付きがたくさんありました。
ぜひご一読ください。

令和元年度のおたより
今こそ「あいうべ体操」鼻呼吸こそ天然のマスク
2020-03-27
新型コロナウィルス感染予防は、インフルエンザ予防に準じた対応だそうです。
対策その1、朝起きてすぐ、朝食前の歯磨き。口の中の細菌をできるだけ取り除くのが有効
~前略~起きている間は、常に出ている唾液の力である程度守られるが、眠っている間は唾液がほとんど止まるため、朝起きてすぐの口は最も細菌が増えた状態にある。
だから朝一番に歯磨き(歯磨剤なしでも可)をすれば「細菌数が減少し、舌や口への刺激で唾液も出て感染リスクを下げることができると考えられる」
対策その2、鼻呼吸です
ヒトは1日に約1万ℓ分の空気を吸い、同じ量吐き出す。この動作を鼻でするか、口でするか。同じようだが、その意味は全く違う。鼻呼吸には、ウィルスを防ぐさまざまな関門が伴うからだ。
第1の関門は鼻毛。まずここで、ウィルスを含むやや大きめのほこりなどがブロックされる。
第2は、鼻の中の粘膜から出る粘液だ。~中略~
第3は、どんなに乾いた冷たい空気を吸い込んでも、鼻の中に縦横無尽に張り巡らされた毛細血管によって、喉の奥では体温近くまで温度が上昇し、湿度も80~85%に。このため、乾燥に強く湿気に弱いウィルスの生存率が低下する。
~中略~口呼吸では、そうした鼻が持つ防御機能は発揮されない~後略~
[「3/11付西日本新聞」より 岡崎好秀氏(歯科医師 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター診療講師)]
双葉でも3歳以上の子どもたちが毎日実践している「あいうべ体操」。「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口と舌を動かすこの体操を1日30セット(10回ずつ分割しても可)やれば、舌の筋肉が鍛えられて、舌先が上顎につき、自然と鼻呼吸ができるようになるそうです。
「鼻呼吸こそ天然のマスク。口を病の入り口にしないよう、誰でもいつでもできる予防法で免疫力を保とう」と岡崎さんは呼び掛けています。
ぜひ、子どもたちに先生になってもらって、ご家庭でも楽しく試してみてください。

体は食べ物で出来ています
2020-02-26
どこかで聞いたことのあるようなキャッチフレーズですが、事実です。
食材の質がよくなれば細胞の質がよくなる
人は日々新陳代謝が営まれています。新陳の「新」は新しい細胞が分裂産生され、「陳」は古い細胞が朽ちて廃棄されることを意味しています。
~中略~分裂速度はおおむね、胃腸の粘膜は4~5日、皮膚は28日、白血球は20日、筋肉は3ヵ月、赤血球は4ヵ月、骨は7~8年で入れ替わります。ですから、10年も経てば以前の自分はほとんど存在しないのです。
~中略~よい材料を入れ続けて、代謝を円滑に回し続けて、良好な新陳代謝を行い続ければ、良好な動的平衡を得ることが可能であり、すなわち体質を改善できるということです。
「健康自立力」より 田中佳(医学博士 脳神経外科専門医)
私たちが実践している保育の師、斎藤公子先生も自身が幼少期は虚弱だったのを、まだ医学も現在ほど発展していなかった戦前に学校教師だった母が上記のことをどこかで学び、体質改善を実践されたそうです。
子どもは環境に作られる。何を選び、何を与えてきたか、で決まる。
末宗辰彦(山陰こどものとも社代表)
食事は人の体を作っていく上で、もっとも重要な役割を果たしています。
双葉の給食では、1月から毎日の主食で五分づきごはんに一割程度、三穀米(黒米、赤米、緑米)を混ぜて食べています。
食用油は、圧搾手搾りの菜種油で普段の調理を行い、揚げ物の時は米油を使用するようになりました。
生産者と顔の見える安心な食材を使えるようになったことが、とても良かったと思います。
給食費の額を変更した分、より良い食材を存分に使用できるようになりました。ご協力・ご理解ありがとうございます。

子どもの心が動く~絵本の読み聞かせ~
2020-01-24
絵本の言葉が子ども自身の言葉になり、その子の栄養となっていきます。
(末宗辰彦[山陰こどものとも社])
なぜ絵本を読んでもらうことが、子どもの発達にとって“いいこと”なのでしょうか。それは、絵本を読んでもらうことで、「子どもの心が動く」からです。ワクワクしたり、ドキドキしたり、ハラハラしたり、悲しくなったり、そしてそんな言葉で言い表しきれないほどの心の動きを、子どもは絵本を読んでもらいながら体験しているのです。~中略~
人はやがて、文字に満ちた世界へと入ってゆきます。絵本や本の世界もまたその一つですが、そこで伝わるのは「ことば」だけでなく、イメージであり、「心」です。~後略~
(絵本が育てるもの 山田真理子[子どもと保育研究所「ぷろほ」所長 九州大谷短期大学名誉教授])
子どもは、読書を通して、時間・空間を越えて異なる世界の人・もの・ことにふれ、心を動かし、学びを深めます。読書をするということは、知識の獲得とともに、言葉を介した経験を蓄えることであり、それは子どもの夢、憧れ、志を育み、時代の変化に関わらず子どもの心の成長を支えます。
(第四次長崎県子ども読書活動推進計画)
ゆり組・ひまわり組・たんぽぽ組の保護者の皆様「家庭における子ども読書活動の実態調査」(長崎県教育庁生涯学習課)のご協力ありがとうございます。
ご家庭でも絵本の読み聞かせの時間をたくさん作っていただいていることが分かりました。「子どもが本好きになった」「親子のふれあいが増えた」など読み聞かせを続けて良かったと実感されておられます。
家事や仕事に忙しい毎日ですが、子どもが眠る前に、ほんの10分膝の上で絵本の読み聞かせをすることは、子どもにとってかけがえのない一瞬になります。「お気に入りの絵本」を何度も何度も繰り返し読んでもらい、子どもの安心感・満足感→自尊感の高まりにもつながります。
長い人生、わが子に絵本を読み聞かせるのは、ほんの数年です。戻ることのないこの時を大切に。
“”“”“”“”“”“”

もちつき大会・育児講座ご参加ありがとうございます。
2019-12-24
はなちゃんの話をずっと聞いてきて、お父さんの話は初めてだったので、聞けてよかったです。おぼえていないのに食べた時に思い出す…食の大切さを感じました。我が家は台所にみんなで立つことが多々あります。上の子が料理しだすと次々にやりたがります。味付けを姉から弟へ。こういうのも大切にしたいと思います。
はなちゃんのお父さんからのメッセージは、心に深く沁みるものがありました。人と比べたり、競い合ったりすることに目が向きがちな世の中。家庭という基本的な環境で育まれていくものへ心を寄せていくことの大切さを実感しています。この講座の前にひまわりのクラスで読み聞かせられていた「はなちゃんのみそ汁」の絵本。子どもが見つけるとすぐに「あの本が欲しい」と。家で子どもと読みつつ、この日のことを思い出したいと思います。
大学生の朝ごはんを見て悲しくなりました。自分の子どもが大きくなり一人暮らししても、朝起きて自分で作って食べられるような習慣が出来れば良いな~と思いました。
焦げ焦げ弁当(独立宣言弁当)のお話や、親育て弁当のお話など、印象に残るお話がたくさんありました。弁当作りをすることが、単に料理の技術が向上するだけでなく、自己肯定感や段取り力、自立力、親の意識の変革等等色んな学びや成長がつまっています。いいことだらけですね。
子どもが料理に興味を持ち、お手伝いをやりたがるのは、3才~5・6才がピークです。食事を作ること、食べることは「生きる力」に直結します。
ここには掲載しきれないほどたくさんの感想をいただきました。ありがとうございます。
もちつき大会も、お父さんお母さん方のご協力で大変盛り上がりました。ありがとうございます。
きっと子どもたちは、頑張ったお父さんお母さんの背中にたくさん学んだと思います。
今年で4回目のみそ作りです。毎年我が家でも、おばあちゃん家でも、楽しみにしているおみそなので今年も楽しみです。2年目からは前年に作ったみそを少し残しておいているので、食べ比べています。
みそを作るという体験はなかなか出来ることではないので、子ども達と参加できて、良かったと思います。これからの時代、何かを最初から作るということをしなくなっていくと思うので、機会があれば、家でも作ってみようと思います。
双葉に入園して、一番親が楽しみにしていたイベントでした。このみそができるまでに、子どもにみそ作りを教えて一緒にみそ汁がつくれるようになっていたいです。自分でつくったみそでつくったみそ汁をおいしいと食べてくれるのが楽しみです。このみそを食べる時に、また新しいみそを仕込みたいと思います。
同日、延期になっていた年長・年中親子みそ作り講座も開催しました。食育三昧の贅沢な1日でしたね。お付き合いいただいた保護者の皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。

12月7日はもちつき大会・育児講座です。
2019-11-25
いろいろな具材をと考えて、その日は、ゴーヤをみそ汁の具にしました。家族で「いただきます」をして、一口食べると
(「にがい」)
でも、言葉には出しませんでした。そして父と母を見ました。すると「個性的な味だね」とか「体に良さそう」とか言ってくれて、一言も「まずい」とは、言いませんでした。
涙が出てきました。
「なんで」と思いました。私はこれまで、嫌いなものが出ていたら普通に「まずい」と言っていたのに、母と父は、ニコニコして全部食べてくれました。
今もあの時の父と母のことは忘れていません。
私は父と母みたいな親になります。
「夏休みの思い出」(小学校6年女子)
以前、波佐見南小学校6年生の夏休みに、福田泰三先生(現広田小教諭)が出した宿題「みそ汁作り」で実践した女の子が書いた文章です。
みそ汁作りやお弁当作り、家でのお手伝いなど実際にやってみて学ぶことは、子どもたちの人生にとって、学校では教えてくれない貴重な経験になります。
「はなちゃんのみそ汁」の著者、安武信吾氏が育児講座に来られます。たくさんのご参加お待ちしています。

平成30年度のおたより
リズム遊び
2019-03-25
斎藤公子先生は、
“子どもは走っているだけでもおもしろい。
そこに仲間がいて、音楽があって、もっと楽しく遊べるように”
と、リズム遊びをしておられたようです。
リズム遊びは、子ども達が獲得した、または獲得しつつある身体能力を楽しく使って遊べる活動であると同時に、大人にとっては、一人ひとりの子どもの身体的発達を確認し、それを個人支援につなげていける、目安にもなっています。
リズム遊びをすることで「運動量の保障」や「体幹」を鍛えたり、「柔軟性」や「バランス感覚」も育てられます。
小さい子達であれば、大きい子達の動きを見て真似をする「模倣の力」と「意欲」。
大きくなってくれば、ホールいっぱいに広~く走り回れる「空間認識」と「自信」。
年長になると、人の後を着いていかず、人にぶつからずに走ったり、スキップしたりできる「主体性」と「自立心」。
順番を自分で見て、聞いて判断したり、守ったりする「観察力」「判断力」「規範意識」。
音楽に合わせて2拍子、3拍子、4拍子のリズムをとる「数量」への感覚や「表現力」。
友達と組になって遊ぶことで「社会性」や「協同性」も養われます。
等等
まさに、私たちが目指す子どもの全面発達を促す活動だと思います。
昨日は、双葉幼児園のリズム発表会も無事に開催しました。
出席ありがとうございます。

合同保育発表会応援ありがとうございました。
2019-02-27
1才4ヶ月で入園した娘が体も心も大きく大きく成長して、自信を持って堂々と発表会に参加する姿を見て、大変感動いたしました。又、娘だけでなく、たんぽぽ組のお友達、他園のお友達、どの子も素晴らしかったです。
月に1度の交流会を楽しみにしていた娘は朝いつも「早く行かんば!」「間に合う?」と張り切って準備をし、帰宅する車内では「バスの中で寝たよ」「○○ちゃんの隣に座ったよ」と嬉しそうに話してくれていました。回数を重ねてくると、他園の友達の名前も話しに出てくるようになりました。楽しい交流会を重ねて、いざ本番!!
発表会に向けて頑張ること→「こま、なわとび」見事でした。最後まで頑張る姿、諦めない姿ってすごいですね。こどもの成長に感動するばかりでした。ありがとうございました。
年長の保護者の皆様からの感想を、一部掲載させていただきました。他にもたくさんの感想をお寄せいただきました。ありがとうございます。
なぜリズム交流に長崎まで行くの?
朝早くから弁当作りは大変。
教材(コマやマリ、絵の具など)は、1人1つ必要なの?
年に3回もお泊りがあるの?
等等…
初めて、双葉で年長の保護者を経験された方(される方)は、どうしてそこまで…と初めは思われた方も多かったかもしれません。
卒園が近づくこの時期には、朝早く弁当を持たせて行かせた甲斐があったなあ、子どもたち成長したなあ、と実感されていることと思います。
保護者の皆様が、朝早くから子どもたちのためにお弁当を作る背中を、子どもたちはしっかりと見ています。そんな大人の背中に、子どもたちは、学び、励まされ、勇気づけられて、大切にされていることを実感していくのでしょう。
また、お泊り保育を乗り越えるたびに、たくましく、自立心を太らせていく子どもたちのたのもしさ。
教材を1人1人そろえてもらうのも、子どもの発達に適した最良の物を使わせたいという私たちの願いを込めています。そして、時には“自分専用の絵の具を買ってもらった!”という物理的な満足感が、子どもの心の満足感・安心感にもつながります。
双葉での活動は保護者の皆様の、ご理解とご協力に支えられています。みんなで、子どもみんなを育てているんですよね。大変感謝しています。
これから、年長の保護者を経験される皆様、どうぞ楽しみにしてください。

みそ丸おいしかった!
2019-02-07
園では小さいクラスの子どもたちも、年長さんの中にまぎれこんで、とび箱をしてみたり、コマを回してみたり、自然と真似したくなるようですね。
年長さんへの憧れや大きくなることへの喜びを、小さい子どもたちなりに胸にいっぱい膨らませていることだと思います。
全身を使って活動することを繰り返す中で、体を動かす様々な活動に目標を持って立ち向かったり、困難につまずいても気持ちを切り替えて自分なりに乗り越えようとしたりして根気強くやり抜くことで活動意欲を満足させ、自ら体を動かすようになる。
「保育所保育指針(平成29年3月改訂 厚生労働大臣告示) 幼児期の終わりまでに育って欲しい姿“健康な心と体”(具体的な幼児の姿)より」
まさに今の年長さんたちの姿ですね。小さいクラスの親御さんも年長さんの姿にわが子の成長を重ねて、楽しみにしてください。

親子でつくってあそぼ!ご参加・感想ありがとうございます。
2019-01-31
- まだ1歳で、どんな風につくるのかなと不安でしたがシールをぺたぺた貼ってくれたり、作ったおもちゃで遊ぶ姿を見て、参加してよかったと思いました。他の親子さん達ともいいコミュニケーションとなりました。また、その後の食事では、保育園の普段の様子も見れましたし、豚汁もおいしかったです。ありがとうございました!
- ~前略~帰ってから作ったものが壊れかかり、またそれを修理しようと工作を一緒に始めました(テープをガムテープで巻きなおしたり)その後も紙コップなど身近にあるもので自ら作り出し楽しんでいました。仕事から帰宅した父にも喜んで報告していました。豚汁も心からぽっかぽっかになり、とても美味しかったです。アレルギーじゃない子もみんな一緒に食べられるお食事をありがとうございました。日頃子どもの声に耳を傾けているようで聞き流すようにしている事も多かったと振り返りました。物作りを通して同じ時間をじっくりと共有する時間はとても良かったです。
- 毎年毎年、できる事が増えて成長を感じます。今年は作り方や材料も自分で先生に聞いたり絵を見たりして準備もずいぶんできました。作品も工夫や柄が増え、一緒に作る作業も楽しめました。ご準備ありがとうございました。
- 今までは、親が手伝う部分が多かったですが、年長ともなると自分でできる事がほとんどで、成長を肌で感じる事ができました。親の箸などエコ活動すごく良い事だと思います!!
ほかにも沢山の感想をお寄せいただきました。ありがとうございます。
びゅんびゅんロケットが大人気だったですね。そのため作るスペースが狭くなり、作り方の紙も見にくかった様でご迷惑をおかけしました。
運動会やリズム発表会では、身体発達で言えば粗大運動の成長が見れます。
親子でつくってあそぼ!では、工作や遊び方を通して、手先の巧緻性の成長、物の性質や仕組みを感じ取ったり、考えたり、工夫したりする思考力の芽生えも育っていることが感じれますね。
工作物品の提供、箸・汁椀・製作道具の持参のご協力ありがとうございます。

合同発表会に向けてがんばります!
2019-01-24
年長さん、いよいよ来月2月17日(日)に長崎で合同保育発表会があります。
発表会に向けて、子どもたちが目標を立てました。
「竹おどりをがんばります!」「なわとびとコマが上手になりたい!」
目標を立てるのは、子どもたち一人ひとりが発表会の時にどんな姿になっていたいか、そこに向かって心と体を十分に働かせ、見通しと自覚を持って行動できる、年長さんならではのことだと思います。
当日が楽しみですね。
1月29日、2月5日のリズム交流の際には、給食の先生達がみそ丸でお腹の中から応援してくれるということで、こちらも楽しみです。
インフルエンザ警報が長崎県に出されています。予防と拡大の防止に努めましょう。

平成29年度のおたより
うっすらと雪が積もりました。
2018-02-08
先週末から寒波の影響で雪が降ったり、止んだりしています。
園庭にもうっすらと雪が積もりました。
子どもたちはすかさずダンボールを持ってきて山滑りや雪合戦。
9時半にはほとんどとけて、地面が見えていました。
ほんのひとときの冬のお楽しみでした。

親子で作ってあそぼ!開催しました。
2018-01-27
毎年恒例となった、「親子で作ってあそぼ!」
今年も1月27日(土)に開催しました。
ご家庭より、材料となるペットボトルや空き箱、牛乳パックなど事前に持ち寄っていただきました。
たくさん集まりました。ご協力ありがとうございました。
作る内容は
びっくり箱
パラシュート
ふわみんとん
手作り車
ペットボトルマラカス
コップでピョン
紙コップロケット
すぐに遊べる楽しいおもちゃを親子で作り、シールをはったり、絵を描いたり思い思いに飾りつけ。
さっそく外で遊ぶ子どもたちの姿も。
いっぱい作ったあとは、給食室特製の豚汁!
家から持参したおにぎりと一緒に食べました。
氷点下2度ととても寒い朝でしたが、お天気もよく、おいしい豚汁で体の中から温まりました。
保護者の皆様、ご参加ありがとうございました。

竹下和男先生より、素敵なメッセージをいただきました。
2018-01-09
平成29年12月2日に育児講座をしていただいた、竹下和男先生が、「弁当の日」の実践者のメーリングに以下のような文章を送られたとの事です。
福田泰三先生より教えていただきました。
素敵なメッセージでしたので、そのまま掲載させていただきます。
12月2日は長崎県佐世保市の社会福祉法人 双葉幼児園に講演に行きました。
園の運動場の子どもたちに感動しました。
本格的な築山、木登りできる各種の樹木
ウンテイやブランコの他にも
体幹が育つ遊具がいっぱいでした。
大きな土管や巨岩があり、
「危険がいっぱい」の中に子どもの笑顔が輝いていました。
理事長先生からはさくら・さくらんぼの斎藤公子さんの名前が出て
いきなり意気投合しました。
70人の保護者が「幼稚園バージョン」のスライドショーと講演に
聞き入ってくださり、持参した本も完売しました。
当日、親子でもちつき大会があり、
私もおいしくいただきました。
日本の人材が育つ園です。
私の教員退職後の選択肢のひとつ「無認可幼稚園」建設の具体でした。
「日本の未来は明るい」と思いつつ鹿児島に向かった次第です。
私たちの実践にこのような言葉をいただけたことは、非常にありがたく、励みになりました。
斎藤公子の保育に学びながらの実践を今後も自信を持って継続していきたいと思います。

竹下和男先生育児講座開催!
2017-12-02
12月2日(土)もちつき大会同日、
竹下和男先生の育児講座を開催しました。
「子どもは置かれた環境に適応する」
子どもの良きお手本となるよう、大人の立ち居振る舞い、子育ての姿勢をしっかり子どもに見せないといけないですね。
子育て楽しみましょう!
保護者からの感想の一部を抜粋して掲載します。
- 「私は母親の背中を見て育ったので、母親にしてもらったような子育てをしたいと思って今育児をしています。恵まれた環境、良き母に育てられたことを感謝しながら、これからの育児もしていきたいと思います。」
- 「今回を機に、台所に立つ機会を増やし、親と子の関わりを大事にしたいと思います。上の娘は私を真似ます。下の娘はお姉ちゃんを真似します。伝えられる事、教えてあげれる事、これからの子育てで大事にしていこうと思います」
- 「“今まで以上に子育て楽しもう”と思いました。子どもたちが大好きです。さあ、今日の晩御飯一緒に何作ろうかな。」
育児講座終了後は、みんなでつきたてのおもちでお雑煮を食べました。

もちつき大会開催!
2017-12-02
12月2日(土)もちつき大会を開催しました。
霜が降りるほど冷え込む朝でしたが、いいお天気で、もちつき大会が盛り上がる頃には、ぽかぽか陽気でした。
たくさんの保護者の皆様のご協力で、いっぱいおもちもつけました。
伝統行事に触れる機会と、親も一緒に参加して楽しみ、親が頑張っている姿に、子どもたちも目を輝かせていたと思います。
